【大学からフィギュアスケート】部活はある?費用は?ロードマップをご紹介

こんにちは、sanpoです。

今回は、大学からフィギュアスケートを始めるための3つのステップをご紹介します。

この記事は大学入学を控えている高校生の方、または、入学したばかりの大学生の方がご覧になっているかもしれません。

「そもそも大学にフィギュアスケート部があるのか」「入部できるのか」「費用はどのぐらいか」など、みなさんが疑問に思っていることを書いております。

この記事を読んで少しでもその疑問が解消されると幸いです。

ちなみに私が大学からフィギュアスケート始めた理由はこちらから。

なぜ大学からフィギュアスケートをはじめたのか?

大学からフィギュアスケートを始めるメリット

そもそも、大学からフィギュアスケートを始めることができるのか?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

結論から言いますと、大学からフィギュアスケートを始めることは十分可能です。

実際、私も大学からフィギュアスケート始めたわけですが、卒業するまでにダブルジャンプをとべるレベルにまでに達しました。

個々の練習量や運動能力次第ではありますが、多くの方が大学4年間でジャンプやスピンができる中級者レベルに達することは可能かと考えます。

真面目に練習するれば、男性だとダブルジャンプ、女性だとシングルジャンプ全6種類をとべるようになります。

スピンは、スタンドスピン、シットスピン、キャメルスピンの3種類なら、男女ともに4年間でできるようになります。

よって、大学から始めても完成度はどうあれ、友達に「ジャンプできるよ」「スピンできるよ」と言えるようになるわけです!

屋外リンクに行くと、他の人から「あの人すごい!」と言われちゃうことも笑

新しいチャレンジができる

サッカーや野球、ダンスなどは、学校の授業などでやったことはあるけど、フィギュアスケートをやったことがある人は、少ないのではでしょうか。

まず大学からフィギュアスケートをやろうと思う人なんて、ほとんどいません笑

100人に1人いるかないか。

だからこそ、誰もやったことなのない全く新しいチャレンジになります!

未知のことをやるのって、最初は不安かもしれませんが、いざやると新しい発見がたくさんですし、自信もつきます。

フィギュアスケートは、体幹や柔軟性、表現力、音楽の知識など、今までやったことのあるスポーツと、異なったアプローチで成立する特殊な競技です。

運動が得意な人でも、異なる筋肉、感覚が必要になりますので、新たなチャレンジとしては心からおすすめします!

周りから注目される

大学や会社で「フィギュア、スケートやってます」というとほぼ100%一目を置かれます。

そして、ほぼ300%ぐらいの確率で「トリプルアクセルとべるの?」と聞かれます。

(実際はほとんどのスケーターがとべないのですが、、、、)

やったことがあるだけで、他の人から見る目も変わりますし、初対面の人とも会話のきっかけになるのも良いですね。

就職活動でアピールできる

就職活動でよく聞かれる質問で、「学生時代に力を入れたことは?」があります。

そうした時に何か一つでも胸を張って言えることがあると、それを軸に話を展開していけます。

大学からフィギュアスケートを始める人は少ないので、それだけでフットワークが軽く、チャレンジ精神のある人物であると面接官に思われることも少なくないです。

また、部活に入ると後輩指導や合宿先の手配など、フィギュアスケート以外にやらなければいけないことがあります。

そういった経験は、会社に入っても役立つことが多いので、組織運営の点でもアピールできるのではないでしょうか。

①部活がある大学に入る

全国に存在するフィギュアスケート部

「大学にフィギュアスケート部なんてあるのか」と思われる方も非常に多いのではないでしょうか。

実は全国にフィギュアスケート部がある大学は多く存在します。

関東ですと

  • 青山学院大学
  • お茶の水女子大学
  • 学習院大学
  • 東京大学
  • 東京学国語大学
  • 立教大学
  • 慶應義塾大学
  • 早稲田大学
  • 東京女子体育大学
  • 明治大学
  • 共立女子大学
  • 拓殖大学
  • 津田塾大学
  • 法政大学
  • 明治学院大学
  • 横浜国立大学
  • 上智大学
  • 日本体育大学
  • 日本大学
  • 成城大学
  • 大東文化大学
  • 東洋大学
  • 日本女子大学
  • 山梨学院大学 など

関西ですと

  • 愛知県立大学
  • 愛知淑徳大学
  • 大阪大学
  • 大阪教育大学
  • 大阪市立大学
  • 大阪経済大学
  • 関西大学
  • 関西学院大学
  • 川崎医療福祉大学
  • 京都大学
  • 近畿大学
  • 神戸大学
  • 同志社大学
  • 同志社女子大学
  • 名古屋大学
  • 名古屋外国語大学
  • 南山大学
  • 立命館大学
  • 桃山学院大学
  • 愛知淑徳大学
  • 甲南女子大学
  • 神戸女学院大学
  • 椙山女学園大学
  • 武庫川女子大学
  • 中京大学 など

ざっとこんな感じですが、皆さんがよく知っている有名な大学にも存在します。

私が発見できてないだけで、まだまだあるのかもしれません。

最近では、各大学の部活でInstagramやTwitterなどのSNSで情報を発信ている部活が多く見られます。

自分がいる大学や気になっている大学があれば、ぜひ見てみてください。

ホームページと比べ、よりリアルで詳細な情報をキャッチできるかと思います。

部活がなくても自分で作ることができる

もし入学した大学にフィギュアスケート部がなくても、自分で創部することもできます。

実際、私の同期で大学に部がなかったので、創部した人がいました。

確かに一から大学に届出を出したり、部員を集めたりすることは大変ですが、皆さん友だちに協力してもらいながら、部を立ち上げていました。

今改めて思うと、本当に尊敬します。

0から1を作るってなかなかできないことです。

それこそ、就職活動や社会人でもとても役に立つ経験ですので、心からフィギュアスケートをやりたいのであれば、そういった選択肢もあります。

また学校によっては、他大学と合同練習を受け入れるところもあるので、練習場所の確保に苦労するようでしたら他の学校に連絡をとってみるのもありです。

部活のメリット

本格的な練習ができる

ここが大きなメリットです。

リンクを貸し切った練習を定期的にできるのが、上達スピードを早めます。

特にある程度滑れるようになり、プログラム練習をするようになると、リンクのあちこちを滑らなくてはいけないので、一般営業中ですとかなり難しいです。

リンクの貸切はおよそ1時間2〜3万円ほどかかるので、一人で練習するには金銭的に厳しいです。

その点、部活ですと10〜15名ほどでお金を出し合ったり、大学からの支援金で賄える場合があるので、金額を抑えて貸切練習をすることができます。

大学から支援金が出る場合も

確かにフィギュアスケートは、お金のかかるスポーツかもしれません。

スケート靴も高価ですし、練習するにも滑走料金がかかりますので、大学生一人がやっていく上では、金銭的に厳しいこともあります。

しかし、大学側から部に対して援助金が出る学校もあります。

体育会に力を入れていたり、スケート部自体が優秀な成績をおさめていたりする大学は、支援金が出るところが多いです。

どの大学も当てはまるわけではありませんので、大学からのフィギュアスケートは意外にお金をかけずできることもあるとだけ思っておいてください。

部活のデメリット

真剣にやらなければいけない

サークルと異なり体育会の部になりますので、それなりにモチベーション高く、真剣に取り組むことを求められます。

例えば、早朝の朝練、新人業務、合宿、OB・OGへの対応など。

サークル感覚で入部すると、温度差の違いでトラブルが起きることもあります。

入部する際にはそういったミスマッチがないか、部員の方々の話をよく聞きいて判断するようにしましょう。

他にやりたいことを我慢しなければいけないことも

部活に入ると、どうしても大学4年間のうち多くの時間を取られてしまいます。

貴重な大学時代ですので、勉強やサークル、バイト、旅行、留学、合コンなど、色々なことをやりたい人もたくさんいると思います。

部活をするなら、そのうち全部することは難しい場合がありますので、どれかを諦めなければいけないことも。

もちろん全てバランスよくできる方もいらっしゃいますが、みんながみんなそうではないと思います。

貴重な大学生活ですので、優先順位を考えながら取り組むことをおすすめします。

②体験入部に参加する

自分に向いているか確かめる

フィギュアスケートって特殊なスポーツです。

まず氷の上でやるスポーツですし、今までやったことのない動きが多いです。

練習すればすぐに慣れてきますが、それでも向き不向きはあります。

何事もやってみることが必要ですで、実際に体験入部で滑ってみましょう。

自分が思っているよりも、フィギュアスケートに向いているかもしれませんよ。

部員や雰囲気を見る

これも重要なポイントです。

フィギュアスケートは好きでも、部活の雰囲気が自分に合わないと、長く続けることは難しいです。

また各部活によって文化が異なりますので、所属している人たちの雰囲気をよくみましょう。

よくある体育会ゴリゴリの雰囲気だと、抵抗がある人もいるはずです。

ただ全体的にフィギュアスケート部は、あまりゴリゴリしておらず、落ち着いた雰囲気の方が多い印象です。

女性は比較的清楚で優しい方が多く(一部を除く)、男性でもあまりゴリゴリしていない印象です(一部を除く)。

練習頻度や費用を相談してみる

ある程度入部する意思があれば、気になることを部員の方に相談してみてください。

練習頻度はどれぐらいなのか、費用はどのぐらいかかるかなど。

直接相談してみると、より具体的な情報を得ることができます。

また、不安に思っていることもぜひ相談することをおすすめします。

例えば、「入部したいが、途中で留学する可能性がある」や「練習時間がどうしも取れない」、「サークルも入りたい」など。

全て希望通りになるとは限りませんが、ある程度こちらの希望を聞いて、うまく調整してくれることもあります。

少しでも気になることがあれば、積極的に聞いてみましょう。

③いよいよ入部

入部の意思を伝える

体験入部をして、フィギュアスケート部に入る覚悟ができたら、入部の意思を新歓の担当者に伝えましょう。

メールやLINEでOKです。

担当者からも、入部にあたっての準備や練習スケジュールが送られてくると思うので、それに沿って準備を進めてください。

練習に参加

晴れてあなたもフィギュアスケート部の部員です。

いよいよ練習に参加し、フィギュアスケーターとして、キャンパスライフを過ごすことになります。

今まではある意味「お客様」でしたが、「部の一員」となります。

その部活のルールや先輩たちの言うことをしっかり聞いて、行動することが求められることもあります。

中には、練習以外の新人業務を任せられることも多いかと思いますが、あまりふてくされず笑 やりましょう。

また、一番大切なのがあいさつです。

先輩にするのはもちろんですが、リンクにいるコーチやスタッフの方々に必ずあいさつをしましょう。

意外と皆さんよく見ているようで……ちゃんとあいさつをしないと後で面倒くさいことになります。

スケートに関わらず人としての最低限のマナーですので、必ずやりましょうね。

目標を立てよう

何事もそうですか、目標を立てることで練習を真剣に取り組むようになり、上達スピードも上がります。

長期、短期にかかわずなんでも構いませんので、目標を立てることをおすすめします。

例えば、「半年後にスピンができるようになる」や「あの曲を使いたいから、1年間でプログラムを滑れるようになる」、「後ろ向きで滑れるようになる」など。

大きな目標でなくても結構です!

もし、大学から真剣にフィギュアスケートに向き合いたいのでれば、インカレ出場を目指すことをおすすめします。

インカレは、簡単に言うと大学生の全国大会です。

以下の通り、技能レベルごと5クラスに分かれていて、大学から始めた人は、3級クラスから出場できる可能性があります。

  • 7,8級
  • 6級
  • 5級(男子は5,6級で1クラス)
  • 4級
  • 3級(男子は3,4級で1クラス)

この◯級と言うのは、フィギュアスケートの技能検定であるバッジでテストのランクを示しています。

3級のレベルは、およそ以下の通りです。

  • ジャンプ・・・シングルアクセル、ダブルジャンプ1種
  • スピン・・・キャメルスピン、フライングスピン、コンビネーションスピン

バッジテストは、文字通り認定試験ですので、上記の技やそれらを含んだプログラム、課題のステップなどをジャッジに審査され、合格が出れば取得できます。

つまり、バッジテスト3級の取得が、全国大会に出場するための資格となります。

取得の難易度は、大学から始めた人だと、男性だと約3年、女性ですと約4年で取れるか取れないかといったレベルです。

そのため、大学4年間を費やすほどの難易度になります。

また取得しても予選で一定ラインを越えないと、全国大会には出場できませんので、そのあたりもしびれますね、、、

もし、大学から始めてある程度レベルまでいきたいのであれば、バッジテスト3級の取得+インカレの出場を目標にしてみると、きっと自分の財産となる4年間になるはずです。

余談ですが、
バッジテストは、初級、1級、2級、3級、4級、5級、6級、7級、8級と順に課題のレベルが上がってきます。

テレビで見る選手はほとんどが7級です。8級はあまり取る人がいないとか。

ちなみにバッジテスト初級については、こちらの記事でも紹介していますので、参考にしてみてください。

【フィギュアスケート】バッジテスト初級合格のためには?【大学生・大人】

費用はどれだけかかる?

スケート靴

安いものですと3万円ぐらいでブレードもついたものがありますが、本格的にフィギュアスケートをやるのであれば、それだとすぐに壊れてしまいます。

大学から始めるのであれば、靴は4〜5万円、ブレードは3万円ぐらいのものを選びましょう。

「えっ、そんなにするの?」と思われたかもしれませんが、お店によっては学生割引がある場合があるので、もう少し安く買える可能性があります。

私が始めた頃、上記の価格帯に学割がついて、5万円ぐらいで買うことができました。

全てのお店で適用されるわけではありませんが、購入する際にはぜひスタッフの方に聞いてみることをおすすめします。

また初心者におすすめのスケート靴は、以下の記事で紹介しています。
こちらもぜひ参考にしてみてください。

【大人からフィギュアスケート】初心者におすすめのスケート靴

滑走代

スケートリンクの1回の滑走代は、およそ1500円で1日中滑ることができます。

もし週2回スケートリンクに行くのであれば、1ヶ月でおよそ1万円ぐらいです。

決して、安くはありませんがこれならなんとかできそうですね。

また定期券を買うと、多く練習に行かないといけないですが、1回あたりの滑走代が安くなります。

練習着

フィギュアスケート専用の練習着がありますが、ぶっちゃけ自分が持っている運動用の服で問題ないです。

最近ですと、ユニクロやGUなどでスポーツ用の服が販売されているので、それらで十分です。

1着1万円もかからないのではないでしょうか。

服装については、以下の記事でも紹介をしています。

【これだけでOK】アイススケートに必要な持ち物

部活の雰囲気が合わなかったら……

もし体験入部で雰囲気などがあまり合わないのであれば、個人でレッスンに通うのもありです。

部活ですとどうしも複数人でやることになるので、人によっては合う合わないがあります。

何よりもフィギュアスケートを楽しむことが大切ですので、自分がやっていて楽しいスタイルでチャレンジしてみてください。

最後に

この記事を読んでいる皆さんは、本当にすごいです。

大学からフィギュアスケートをやってみようと少しでも思って、このページに訪問してくださっているのですから。

新しいことを始めるのって勇気がいりますよね。

そういった方にこの記事が少しでも後押しになれば幸いです。

フィギュアスケートをやるやらないに関わらず、チャレンジする姿勢を忘れず楽しい日々をお過ごしください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA