こんにちは、sanpoです。
今回は、大学生や大人からフィギュアスケートを始める方におすすめのスケート靴をご紹介します。
私自身大学生になってから、フィギュアスケートを始めたので、実体験も記載しています。
フィギュアスケートを始めた理由は、こちらから。
なぜ大学からフィギュアスケートをはじめたのか?また一時期、フィギュアスケート専門店でアルバイトをしていたこともありますので、販売員視点で選ぶポイントやおすすめのスケート靴をこの記事でお伝えします。
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スケート靴を選ぶポイント
足首の硬さ
スケート靴を選ぶ上で、最も重要なポイントは、足首の硬さです。
足首は、スケーティング、ジャンプ、スピン、ステップなど、フィギュアスケートにおいて最も使う部位です。
硬すぎたり、柔らかすぎたりすると、ケガにつながりますので、必ず専門スタッフのアドバイスを聞いて選びましょう。
基本的にスケートのレベルや筋力に応じて、足首が硬い靴を選んでいくようになります。
特に野球やサッカーなど、激しいスポーツをしていた方は、筋力があるので、少し硬い靴を選ぶことになるかと思います。
また、練習頻度によりますが、スケート靴の寿命はおよそ2年です。
替え時の目安は、スケート靴の足首にはっきりと折り目ができた時です。
寿命がきたら必ず買い替えましょう。
そうしないと、足首を捻ったりして大ケガにつながることがあります。
余談ですが、トップスケーターたちは、とっても硬いスケート靴を履いています。
それでも、1〜3ヵ月ぐらいで靴の寿命がくるので、4回転ジャンプがどれほど足首に衝撃が来るのかがわかります。
履き心地
これも重要なポイントです。
フィギュアスケートは、感覚スポーツなのでフィットしない靴を履いてしますと、集中力が乱れミスにつながることもあります。
扁平足や幅広など、人によって足の形が異なるので、必ず試着をして自分にピッタリ合うスケート靴を選びましょう。
万が一履いている靴に合わなくなった場合は、コブ出しといって当たっている箇所を少し出すなど、微調整もできるので、購入したお店に相談しましょう。
おすすめブランド2選
EDEA(エデア)
エデアは、2000年にイタリアで創業され、今スケート界で最も注目されているブランドです。
新しいブランドですが、後ほどご紹介するリスポートの創始者の一家が立ち上げたブランドですので、スケート靴製作に対して、確かなノウハウがあります。
最上級モデルですと、非常に軽量なため、最近ではトップ選手の多くがエデアを使用しています。
- 羽生結弦さん
- 鍵山優真さん
- エフゲニア・メドベージェワさん など
特徴は、非常に軽く、快適な履き心地です。
スケート靴は、必ず金属のブレードを取り付けるので重くなります。
重いことが悪いわけではありませんが、ジャンプやスピン、ステップなど、複雑で多彩な動きを行うフィギュアスケートでは、重さの影響は少なからずあります。
エデアの靴は、スケーターの感覚に寄り添い、解剖学の視点から構造設計と最高レベルのクッション素材を使用しているため、快適な履き心地が追求されています。
私も現役時代にエデアスケート靴を履いていました!
履いていると、自分の体温で形状記憶するように足にフィットしていくのがわかります。
確かにエデアの靴は軽いのですが、「フィット感により足の遊びが少なく、軽く感じる」が個人的には正しいかと思います。
また、足幅も選べるのが良いポイントです。
特に日本人は足の幅が広い人が多いので、ヨーロッパサイズだと細くて履けない人がいます。
モデルによりますが、そういった方にも対応できる幅広のDタイプがあるので、さまざまな足幅にも対応できます(以前までDタイプはありませんでした)。
今までメリットばかりお話ししましたが、デメリットもあります。
1つは、足先の設計です。
他のスケート靴と比べ、足先に向かって細くなっており、人によっては合わないことがあります。
幅広タイプを選んでも、その人の足の形によってどうしもフィットしないことがありますので、選ぶ際は必ず試着をして自分の足に合うかしっかり確認してから、購入するようにしましよう。
もう一つは、土踏まずの圧迫感です。
これは履いていたら慣れてくるのですが、扁平足の人は履き始めはクッションで圧迫され、土踏まずが圧迫されることがあります。
私も扁平足だったので、オンアイス直後は圧迫されて少し痛かったです。
ただ前述の通り、しばらくすると体温で馴染んできますし、アップ時に土踏まずをしっかり伸ばしておけば、軽減できます。
女性には、オーバチュアがおすすめ
女性には、初級・中級者向けのオーバーチュアがおすすめです。
バッジテスト(フィギュアスケートの技能レベル試験)だと、初級〜3級レベル、シングルジャンプ各種がこの靴で対応できます。
特徴は、ちょうど中間レベルの硬さです。
オーバーチュアは、足首が硬すぎず、柔らかすぎずで、女性の筋力的にちょうどピッタリです。
余程筋肉質な人は別ですが、1つ上のコーラスは、初心者の女性にとって硬すぎて滑りにくいと思います。
男性には、コーラスがおすすめ
男性は、女性より筋力がある場合が多いので、オーバーチュアより1つ上のコーラスがおすすめです。
バッジテストだと、1級〜5級レベル、ダブルジャンプ各種までこの靴で対応できます。
※大人の男性がダブルジャンプを飛べるようなると、もう1つ上のコンチェルトか、さらに上のアイスフライがおすすめの場合があります。
特徴は、中〜上級の硬さです。
学生時代に部活でスポーツをされいた方には、ちょうどよいレベルです。
私も高校生の頃テニスをやっていたので、一番最初は店員さんにおすすめされて、コーラスを購入しました。
大学時代は週4日練習していましたが、2年間はしっかり使うことができました。
たまに土踏まずが痛くなることがありましたが、それ以外靴擦れを起こすなど、トラブルは少なかったです。
個人的に大きな不満もなく使えた靴でした。
国産の靴ですと、足首に違和感があったりでサポーターをする方が多いですが、それも全く使うことなく使用できました(※個人差があります)。
また、コーラスからアキレス腱辺りにクッションがついてくるので、履き心地も良くなります。
RESPORT(リスポート)
リスポートは1970年代に創業された歴史あるスケート靴ブランドです。
50年以上ハンドメードにこだわりながら、最新技術も取り入れ、世界のトップレベルの選手も使う確かな品質があります。
上記の前述の通り、エデアは元々リスポートの一家が設立したので、技術力・伝統ともに確かなブランドだと伺えます。
エデアと同様、多くのメダリストからも愛用されています。
- 宇野昌磨さん
- 浅田真央さん
- キム・ヨナさんなど
特徴は、がっしりとしたホールド感です。
リスポートの靴を履くと、足首の辺りから足先まで、がっしりと固定されている感覚があります。
例えるなら、エデアがスニーカーのような履き心地なのに対し、リスポートは良い意味でギプスをつけている感覚近いです。
理由は、初心者レベルでも硬く作られていることと、足首の長さがエデアより長いためです。
前述の通り、フィギュアスケートは、足首がかなり重要なポイントですので、リスポートは基本に忠実に作られていると考えられます。
エデアと同様、解剖学の視点で構造設計されいることに加え、熱成形ができるので自分の足に合うように微調整できるのも嬉しいポイントです。
※熱成形については、購入店舗に問い合わせましょう。
また足先が少し広くできているので、日本人の足にはフィットしやすいかと思います。
これまで、メリットをご紹介しましたが、デメリットもご紹介します。
1つは、履き心地です。
クッション性はありますが、人によって骨が少し出ている人にとっては、中で少し当たっている感覚があるかもしれません。
リスポートは、ボディーがしっかりしている分、中も硬い感じます
こちらは、熱成形で微調整ができるので、改善されますが、好みが分かれる印象です。
もう一つは、硬さです。
良いポイントでもありますが、初心者特に女性には、少し違和感があるかもしれません。
また以前はRF3でしたが、モデルチェンジし、RF3 Proとなり、高度の指数も45→60に変化し、以前より少し硬くなっています。
こちらは好みよりますのでぜひ一度店舗で試着することをおすすめします。
男性・女性ともに、RF3 Proがおすすめ
エデアだと、コーラスとほぼ同じ硬さですので、女性だと硬く感じるかもしれません。
ただエデアと比べ、足先が比較的広く作られているため、人によっては足の形にフィットします。
バッジテスト(フィギュアスケートの技能レベル試験)だと、2級以上、シングルジャンプ各種がこの靴で対応できます。
エデアだと足に合わない方には、RF3 Proがおすすめです。
ブレードはこの1択
今まで靴についてたくさんお話をしましが、最後にブレードについても触れます。
結論から言うと、初心者には「コロネーションエース」で1択で問題ないです!
これはインストラクターが10人いたら、10人とも選ぶと言っても過言ではないほど、
コロネーションエース
歴史の長いブランド「ジョン・ウィルソン」の初心者向けブレードです。
初心者向けとっていもこれ一つで、ジャンプ・スピン・ステップは、一通り網羅できますし、ダブルジャンプにも十分対応できます。
どちらからと言うと、全ての要素でバランスが取れているため、初心者でも扱いやすいと言うのが正しいです。
大人スケーターもダブルジャンプまでは、これ一つで全く問題ありません。
私自身ダブルジャンプまでは、コロネーションエースでした。
メンテナンスはどのぐらい必要?
ブレードは、滑るごとに少しずつ摩耗してきますので、包丁と同様、定期的に研磨が必要です。
練習量によりますが、1〜3ヶ月に1回の頻度でブレードの研磨をおすすめします。
料金は、店舗によりますが、一般研磨で1,000〜2,000円程度です。
おすすめのお店は?
スケート用品店は、他のスポーツと比べて少ないです。
アイススペース
横浜に本店がありますが、大阪にも店舗があります。
最近では、南船橋にも店舗ができたようです。
スケート靴、ブレード、衣装まで豊富なラインアップです。
試着も多種できますし、研磨や調整など、メンテナンスもしっかり対応いただけます。
アイススペース
横浜本店
〒221-0824 神奈川県横浜市神奈川区
広台太田町4-2 ベルハウス神奈川202
Tel 045-311-8670
Fax 045-320-1739
E-mail info@icespace.co.jp
定休日 木曜日
営業時間 12時〜18時
大阪営業所
〒530-0047 大阪市北区西天満2-3-19
神光ビル302号
Tel&Fax 06-6364-0709
定休日 水&日曜日
営業時間 12時〜18時
南船橋店
〒273-0012 千葉県船橋市浜町2丁目1-60
三井不動産アイスパーク船橋内
Tel 047-404-9987
定休日 金曜日
HP:https://www.icespace.co.jp/
ネットショップ有り
小杉スケート
大阪の梅田が本店で、東京や横浜にも店舗があります。
フィギュアスケートだけでなく、アイスホッケー用品も販売しています。
小杉スケート
梅田本店
〒530-0012
大阪市北区芝田1-7-7
TEL:06-6372-6305
FAX:06-6372-6311
阪急「梅田駅」
徒歩3分
営業時間
11:00~19:00
定休日・水曜日
臨海店
〒592-0006
大阪府高石市高師浜丁6-1
TEL:072-269-6305
FAX:072-269-6305
南海高師浜線「高師浜駅」
徒歩5分
営業時間
14:00~22:00
定休日・木曜日
難波店
〒556-0011
大阪市浪速区難波中3-8-8
TEL:06-6644-6305
FAX:06-6644-6305
南海・地下鉄・近鉄・JR「難波駅」
徒歩6分
営業時間
平日:14:00~22:00
土日:10:30~18:30
定休日・月曜日
関大店
〒569-1095
大阪府高槻市霊仙寺2-1-1
TEL:072-699-0555
FAX:072-699-0555
JR京都線「摂津富田駅」
バスで約15分
営業時間
フレックス
神宮店
〒160-0013
東京都新宿区霞ヶ丘町11-1
TEL:03-6721-1814
FAX:03-6721-1804
都営大江戸線 「国立競技場駅」
徒歩1分
JR中央・総武線「千駄ヶ谷駅」「信濃町駅」
徒歩5分
営業時間
平日:12:00~20:00
土日祝:10:00~18:00
定休日・木曜日
東伏見店
〒202-0021
東京都西東京市東伏見3-1-25
TEL:042-497-4617
FAX:042-497-4617
西武新宿線「東伏見駅」すぐ
営業時間
平日:12:00~20:00
土:8:00~16:00
日:フレックス営業
横浜店
〒221-0824
神奈川県横浜市神奈川区広台太田町1-1
TEL:045-620-8184
FAX:045-620-8184
JR横浜線・京浜東北線「東神奈川駅」
徒歩5分
東急東横線 「反町駅」
徒歩5分
京急本線「仲木戸駅」
徒歩7分
営業時間
平日:12:00~22:00
土日祝:12:00~20:00
定休日・月曜日
HP:http://www.kosugi-skate.com/
ネットショップ有り
まとめ
今回は、大人からフィギュアスケートを始める際に、選ぶポイントとおすすめのブランドをご紹介しました。
スケート靴の購入を検討の方は、ぜひ上記を参考にしてみてください。
早くマイシューズを手に入れることが上達の近道でもあります!
- 選ぶポイントは、足首の硬さ・履き心地で選ぶ
- エデアは、軽くて、履き心地を重視する人向け
- リスポートは、足幅が広く、ホールド感を重視する人向け
- ブレードは、コロネーションエースで間違いなし!