こんにちは、sanpoです。
今回は、私がTOEIC870点を獲得するために活用した単語帳をご紹介します。
結論から言いますと、それは「金のフレーズ」です。
あまりにも有名でご存じの方も多いのではないでしょうか。
私が勉強していた頃、色々な方の単語帳レビューを読みましたが、ほとんどの方が「金のフレーズ」をご紹介しています。
実際、私が購入した単語帳は「金のフレ」のみでしたが、結果的にTOEIC850点以上を獲得できましたので、自信を持っておすすめできます。
今回は、「金フレ」の特徴に加え、私の実体験をもとに、効果的な勉強方法もお伝えします。
この記事を読んでいただくと、「金フレ」の使い方から、点数アップにつながる方法まで、知っていいただくことができます。
そのほか、日々の勉強方法については、こちらもご覧ください。
【TOEIC790点から870点】勉強時間は1日90分まで その方法は?- これからTOEICの勉強を始める方
- どの単語帳にしようか悩んでいる方
- 「金のフレーズ」の効果的な使い方を知りたい方
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単語帳は「金のフレーズ」だけで十分な理由
TOEICの頻出単語が厳選されている
「金のフレーズ」著者であるTEX加藤さんは、ご自身で何度もTOEICを受験され、毎回満点の990点を取っているTOEICのプロです。
TEX加藤さんとは、
TEX加藤
1967年大阪府生まれ。神戸市外国語大学外国語学部英米学科卒。約20年の一般企業でのサラリーマン生活を経て、2010年、TOEIC TEST講師に転身。現在、専門学校 神田外語学院で専任講師を務める。2011・12・13年のTOEIC公開テスト全26回、すべて「990点」。2016年5月の新形式移行後も990点を連続取得。英検1級。
著書に『TOEIC TEST入門特急 とれる600点』(小社)、『新TOEICテスト 文法問題 でる1000問』(アスク)、共著に、新TOEIC TEST読解特急シリーズ(小社)、『TOEIC テストBEYOND990 超上級問題+プロの極意』(アルク)など多数ある。
引用元:Amazon商品ページ『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) 新書 – 2017/1/6』
https://www.amazon.co.jp/TOEIC-TEST-%E5%87%BA%E3%82%8B%E5%8D%98%E7%89%B9%E6%80%A5-%E9%87%91%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BA-%E7%89%B9%E6%80%A5%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA/dp/4023315680
つまり、「金フレ」は現役のTOEICのプロが書いた、TOEICに特化した単語帳です。
実際、私がTOEICの試験を受けた際、収録された単語が文法から長文、リスニングに至るまで出題されおり、かなりびっくりしました。
この1冊を9割近く理解すると、800点以上は十分狙えます。
もちろん実際の試験では、難しい単語も出題されますが、「金フレ」の単語をしっかり習得しておけば、前後関係で大体の意味が理解できるようになるので、無理して難易度の高い単語を覚える必要はありません。
そのような単語は他の人もわからないことが多いので、点数を落としたとしても影響は少ないです。
むしろ、TOEICで大切なのは、他の人が解ける問題で取りこぼさないことです。
実はTOEICの問題は、時間をたっぷり使えば解答できる基礎的な問題が多いです。
しかし、多くの問題が出題され、タイトな時間で解答しなくてはいけないので、ミスが起きたり、精読できず解答するため、高得点が取れない方が多いです。
実際、自分もそうでした。
そのため、いかに基本的な問題をスピーディーかつ正確に解けるかが、高スコア獲得の重要なポイントとなります。
「金フレ」では、そういった基本的な単語が約1000語に凝縮されいて、いずれも頻出語句であるため、血肉になるほど身につければ、効率的に高得点が狙えます。
TOEIC900点レベルまでカバーできる
「金フレ」に収録されている単語1000語は、600〜900点レベルにそれぞれ分かれています。
- 600点レベル 助走の400語
- 730点レベル 加速の300語
- 860点レベル 飛躍の200語
- 990点レベル 頂点の100語
このようにレベルごとに分かれているため、点数ごとに単語帳を追加購入する必要がありません。
また、例えあなたが600点レベルでも、730点レベルの単語を少しだけでも勉強しておくと点数アップのスピードが上がります。
繰り返し復習できる単語数
「金のフレーズ」に収録されている単語は、約1,000語程度です。
このように薄くてコンパクトなので、持ち運びもしやすいです。
よくある単語帳は、2000~3000語が収録されているので、1周するだけでも時間がかかるのではないでしょうか。
また、何度も復習することも難しいですよね?
それに対し、1000語というのは、何度も繰り返し学習するのに適した単語数です。
当時ですと、1日100語勉強することをノルマにしていたので、約10日ほどで1周できました。
また、2周目以降は、知っている単語も増えていきますので、1周目より早いスピードで学習できます。
しかも、頻出単語ばかりなので、定着すればするほど、スコアアップにもつながる可能性があります。
私が「金フレ」をマスターできたのは、何度も繰り返し学習したからです。
正確に数えていませんが、30周は超えたかと思います。
その証拠に、「金フレ」ボロボロになり、緑になりかけています。
ぜひ、皆さんも「金フレ」をボロボロになるまで使ってみてください。
きっとスコアアップにつながるはずです!
効果的な使い方
音声を聞く、声に出す
記憶の定着には五感を刺激することが有効的です。
特に語学ですと「聴覚」です。
abceed analyticsというアプリをダウンロードすると無料で「金フレ」に収録されている単語の音声を聞けます。
勉強する際は、音声を聞く→例文を声に出して読むことをおすすめします。
理由は、音声を聞くことで正しい発音が身につき、声に出すことで記憶に定着するからです。
正しい音を身につけることは、リスニングに役立つことはもちろんのこと、リーディングにも役立ちます。
例えば、覚えた単語を過去問や参考書で目にすると、「金フレ」の単語が脳内再生され、一瞬のうちに意味が理解できます。
このように語学において、読む・聞くの両方は、重要ですのです。ぜひ上記の方法で勉強してみてください。
書籍でインプット、アプリでアウトプットがおすすめ
当初、書籍版しか持っていませんでしたが、一度なくしてしまい、、、しばらくアプリ版を購入し勉強していました(しばらくして書籍版を再購入しました)。
そこで、書籍版とアプリ版を併用する独自の勉強方法を発見したので、ご紹介します。
個人的にかなり効果があったと思うので、お金に余裕がある方はぜひ試してください。
まず、インプットは、書籍を使いながら、前述の音声を聞き、声に出す方法で学習します。
理由は、見開きで右ページに例文、左ページに単語の意味とサブ単語(類義語や同義語、関連語など)が掲載されいるからです。
これが書籍の良いところで、1つの単語の意味と実際の使用例、関連する単語を同時に目を通すことができ、一度に多くの情報をインプットできるのです。
それに対し、アウトプットはアプリの確認テスト機能を使用します。
理由は、通学・通勤時間などの合間に勉強するのにアプリが便利だからです。
私が使ったテスト機能は、英語→日本語の意味を4択から選ぶ形式、日本語→英単語を4択から選ぶ形式の2つです。
他の方のブログを読むと、試験では英語を日本語で理解するため、英語→日本語だけで十分という意見がありますが、個人的には、習得レベルに応じて、使い分ける方法も良いと思います。
単語を覚えたての頃は、英語→日本語のテストで理解を深め、ある程度理解できたら、日本語→英語にもトライしてテストの難易度を上げてみてください。
私は、日本語→英語にもトライしてから、英単語が血肉なった実感しましたし、点数も600点から750点にスコアアップしました。
確かに試験では、英語→日本語です。
しかし、実際に英語を使う場ですと、日本語→英語ですので、この方法をトライすると、日常生活や仕事で、英語を使う際にも役立ちます。
私自身、仕事で英語を使うシーンがありましたが、「これを言うために、金フレのあの単語を使おう」と脳内で自動変換されました。言いたいことを海外の方に伝えることができました。
このように実務で英語を使うことを想定される方は、日本語→英語のパターンも強くおすすめします!
点数別の使い方
ここからは、点数別の勉強方法をお伝えします。
〜600点まで
単語の習得率は50〜60%ほど、まだ「金フレ」が自分の血肉となっていません。
最低でも2〜3周してインプット、アプリのテスト機能などを使ってアウトプットをしてください。
無理して、わからなかった単語をノートなどにリストアップしなくても良いです。
それよりもいかに回数を増やすかに時間を割いた方が最適です。
本当に覚えるべきなのは、何周しても覚えてなかった単語ですので、最初はとにかく完璧ではなく、完了を目指してください。
リストアップは、習得率80%を超えたあたりから、記憶の穴を埋めるためにやった方が効果的です。
また、このレベルですと、単語や文法などの基礎学習だけで点数が伸びるので、下手に過去問や他の参考書に手を出さず、「金フレ」の例文を音読して、単語を定着させましょう。
それだけでも、短期間で700点突破につながります。
〜750点まで
単語の習得率は、70〜80%ほど、「金フレ」がだいぶ体に染み込んでいますが、まだ不完全です。
試験の問題によって、点数が50点ほど差が出ることも少なくありません。
このレベルですと定期メンテナンスをおすすめします。
月に1回ぐらい「金フレ」を1周しましょう。
知っているのにわからなかったり、すぐに意味が出てこなかったりする単語があるはずです。
そのような単語は、赤字で印をつけたり、リストアップしたりして、すぐに復習できるようにしましょう。
またアプリのテスト機能だとわかるのに、過去問で出題されると意味がわからない単語もあるかと思います。
それらもリストアップ+使われた一文を精読と音読するなどして、復習してください。
なぜこのようなことが起こるかと言うと、覚えた単語に実戦経験がないからです。
よく映画やドラマでも訓練だと良い成績を取れる人が、実戦だと苦戦するシーンがありますよね。
それと同じことが自分が覚えた単語でも起きます。
しっかりその文を復習して実戦でも使える単語に育てましょう。
〜850点まで
単語の習得率は、90〜95%ほど、「金フレ」が十分血肉となっています。
100%を目指すと言うより、穴埋めを行なって100%に近づけましょう。
このレベルになると、過去問や参考書などで、わからない異義語や関連語が原因で失点するケースが多いです。
そのような単語に出合ったら、「金フレ」掲載されていないかを確認し、赤字チェックとリストアップをしましょう。
その際、他の関連語があれば、それらもリストアップしておくと効率的に復習ができます。
つまり、「金フレ」を単語帳として使うより、辞書的な役割で使いましょう。
850点までは、このような細かい点検がスコアアップにつながります。
私は870点台ですので、教えられのはここまでです。
900点以上を目指す方は、他の方のブログをご覧ください。
お力になれず申し訳ありません、、、
まとめ
まとめると以下の通りです。
- TOEICの頻出単語が約1000語に凝縮され、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応している
- 何周もしてボロボロになる程使って、真価を発揮し、850点以上が十分狙える。
- インプット・アプトプットには、紙版とアプリ版の併用がおすすめ
私も単語帳を「金のフレーズ」一本に絞って勉強し、870点を達成したので、心からおすすめしたい1冊です。
もし今、TOEICの単語帳をどれにするか悩んでいる方がいらっしゃたら、1,000円以内で購入できるので、Amazonや近くの本屋で、とにかく買って勉強してみてください。
必ずしも、万人に合うわけではありませんが、頻出単語を勉強して損することはまずありません!